非正規の登録説明会をキャンセルした理由の一つ

とまれ_一時停止.jpg


 社員と非正規の立場に関わらず、同じ空気を吸う環境の中で仕事をしているにも関わらず、新型コロナ対策にまつわるマスク支給の場面で、非正規をはっきりと差別する言動がみられた。


「本当に必要な人のためにとってあるものだから、あげられない」


※参考記事:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00017492-jprime-soci&p=1
《新型コロナ》“非正規いじめ”被害を告白、派遣社員に「マスク支給なし」の非情


 この台詞は、一個人の考えに基づく発言ではなく、世の中の当然の理解としての声だったのだろうと怒りと遺憾と悔しさと複雑な想いで記事を読ませていただきました。


 非正規・派遣社員の応募広告では、まるで仕事の桃源郷、パラダイス、理想像とも思える最高級の待遇が並び立てられていますが、あくまでも入り口だけの魅力なのかなと寂しく感じてしまいます。


・高時給1,500円以上3x万円可
・入社祝い金3x~5x万円
・土日休み
・家電付寮が無料


 非正規は、緊急度の高い職場に緊急度の高い期間だけ充当されるスポット部隊であるのかも知れません。
 だからこそ、短命の危険性と引き替えに高時給(好待遇)が供給されているのでしょう。
 と、ここまでは、一歩引いて納得したとしても、同じ生身の人間として、同じ屋根の下で、同じ空気を吸う仕事仲間(チーム)であるはずなのに、契約形態(経費負担元)の違いという理由だけでマスクが平然と支給されないという事象は納得できません。

 勿論、泣き寝入りする必要もなく、労働基準監督署に最終手段として駆け込む手段もあり、何らかの是正に期待はできますが、訴える際の証拠提示や手続き、これらに要する時間や労力、心労は半端でなく、仮にマスクを手にできる瞬間が訪れたり、他の事業所で同類の事案解消、防止の動きが現れるなどの効果は得られることと思います。
 しかし、「被害を受けた人が苦労する」ことには泣き寝入りするしかないのです。

 現実的には、労基に訴えた個人を伏せ切ることは難しく、結果的には他の同境遇にいる非正規仲間の「救世主」と呼ばれながら去る他にないのでしょうね。
 何ともやるせない気持ちで一杯です。


 転職模索中の最中、探しまくって悩みまくっての末に派遣会社の候補が挙がり、登録説明会の予約段階にまで来ていましたが、
 この記事を読んで非正規の本質(続かない、続け難い闇)を全身で震え感じた気がして折角の予約をキャンセルしました。


 急場なら割り切って日雇いアルバイトかな~、やはり幾らハードルが高くても時間を要しても全身全霊を賭けて正規職の探求かな~と。

 明るいようで暗い日本の職場環境。厳しくて楽観視はできないです。









この記事へのコメント